Oura Ring × Codex つなぎ方ガイド

Codex をはじめて使う方向けの手順書です。Oura Ring のデータを Codex に読ませて、体調を見える化します。(2026年11月5日時点の情報)

全体のしくみ

つなぎ方は2通りあります。まずは「基本編」で試して、慣れたら「上級編」で自動化するのがおすすめです。

① Oura Ring ② Ouraアプリ → Ouraの クラウドに記録 基本編 データを書き出す 上級編 MCPで自動取得 専用フォルダに ファイルを置く OAuth登録と MCPの設定 ③ Codex ④ 体調レポート 睡眠・回復・心拍の推移と提案
基本編(おすすめ)
Ouraからデータを書き出し、Codexに読ませます。設定は不要で、規約上も安心です。その代わり、新しいデータは書き出し直しが必要です。
上級編
CodexがOuraから毎回データを取りに行きます。毎朝の自動レポートまでできますが、設定が難しく、注意点もあります。

はじめる前に確認すること

健康データの扱いについて
Codexに読ませたデータは、OpenAIのサーバーに送られて処理されます。気になる方は、ChatGPTの設定の「データコントロール」で、モデルの改善に使われない設定にしておくと安心です。
また、Codexの答えは医療的な診断ではありません。気になる数値が続くときは、医師に相談してください。

基本編データを書き出してCodexに読ませる

1 書き出しを頼む→ 2 メールを待つ→ 3 フォルダに置く→ 4 Codexで開く→ 5 プロンプトを貼る

ステップ1〜2:Ouraからデータを書き出す

  1. パソコンのブラウザで https://membership.ouraring.com/(Ouraのメンバーシップハブ)を開き、Ouraのアカウントでログインします。
  2. 「データをエクスポート」を選びます(英語表示なら Export data)。
  3. 「データをリクエスト」を選びます(英語表示なら Request your data)。
  4. 準備ができると、Ouraに登録したメールアドレスにお知らせが届きます。最大10日ほどかかることがあります。
  5. メールが届いたら、メンバーシップハブのエクスポートの画面からダウンロードします。

※ スマホアプリの「共有」から出せるのは印刷用のレポート(PDF)で、Codexで分析するには向きません。必ずメンバーシップハブから書き出してください。

ステップ3:専用のフォルダを作って置く

  1. 「ドキュメント」の中に、oura-data のようなOura専用のフォルダを新しく作ります。
  2. ダウンロードしたファイルを、そのフォルダに入れます。圧縮ファイル(.zip)なら、右クリック →「すべて展開」で中身を取り出してから入れてください。

※ Codexは、選んだフォルダの中のファイルを読んだり書き換えたりできます。ほかの書類が入っていないフォルダを使うのが安全です。

ステップ4:Codexでフォルダを開く

  1. ChatGPTデスクトップアプリを開き、ChatGPTのアカウントでサインインします。
  2. 画面上部の切り替えから Codex を選びます。
  3. 作業するフォルダとして、ステップ3で作った oura-data を開きます。

ステップ5:プロンプトを貼る

下のプロンプトをコピーして、Codexの入力欄に貼り付けて送信します。

プロンプト1:はじめての分析
このフォルダに、私のOura Ringのデータ(Ouraから書き出したファイル)が入っています。
次の順番で進めてください。

1. どんなファイルがあり、どんな項目(睡眠・Readiness・アクティビティ・心拍など)が入っているかを、専門用語を使わずに一覧で教えてください。
2. 直近30日の「睡眠スコア」「Readinessスコア」「安静時心拍」「HRV」の推移を表にまとめてください。データが見つからない項目は「見つからない」と書いてください。
3. 調子が良かった日と悪かった日を3日ずつ選び、何が違ったのかを、データからわかる範囲で教えてください。
4. 明日から試せる生活の工夫を3つ、理由付きで提案してください。

守ってほしいこと:
・元のデータファイルは書き換えたり消したりしないでください。
・結果は「oura_report.md」というファイルにまとめて、このフォルダに保存してください。
・医療的な診断はしないでください。気になる数値があれば「医師に相談を」と添えてください。
プロンプト2:1週間のふり返り(書き出し直したあとに)
このフォルダのOura Ringのデータから、直近1週間のふり返りを作ってください。

・睡眠スコア、Readinessスコア、安静時心拍、HRVの1週間の平均を、その前の週と比べて「上がった/下がった/変わらない」で示してください。
・いちばん調子が良かった日と悪かった日を1日ずつ挙げ、考えられる理由を1行で書いてください。
・来週気をつけることを3つ、箇条書きにしてください。
・全体を15行以内にまとめてください。
・元のデータファイルは書き換えないでください。医療的な診断はしないでください。
コツ:新しいデータを見たいときは、ステップ1〜3をやり直してファイルを入れ替えます。月に1回くらい書き出して、プロンプト2で振り返るのが続けやすいです。

上級編MCPで自動取得して毎朝レポート

上級編に進む前に、必ず読んでください

使うもの

もの説明
Python 3.10 以上MCPを動かすのに使います
Schimmilab/oura-mcp-server有志が作った Oura 用のMCP(非公式)。https://github.com/Schimmilab/oura-mcp-server
Ouraの開発者アカウントOAuthアプリの登録に使います。本人だけで使うなら審査は不要です

※ 以前の記事にある「Personal Access Token(個人用トークン)」は廃止の方向で、新しく発行できません。今はOAuthの登録が必要です。

ステップA:OuraにOAuthアプリを登録する

  1. https://developer.ouraring.com/applications を開き、新しいアプリを作ります。
  2. 表示名・説明・連絡先メールなどを入力します。Redirect URI には http://localhost:8080/callback を入れます。(1文字でも違うと動きません)
  3. 取得するデータの種類(スコープ)は、personal・daily・heartrate・workout・tag・session・spo2・ring configuration にチェックを入れます。
  4. 作成後に表示される Client ID と Client Secret を控えます。Client Secret はパスワードと同じです。人に見せたり、チャットに貼ったりしないでください。

ステップB:MCPをパソコンに入れて認証する

  1. リポジトリをダウンロードし、フォルダ(例:C:\oura-mcp-server)に置きます。
  2. そのフォルダに .env という名前のファイルを作り、下の3行を書きます(xxxx はステップAで控えた値)。
.env に書く内容
OURA_CLIENT_ID=xxxx
OURA_CLIENT_SECRET=xxxx
OURA_REDIRECT_URI=http://localhost:8080/callback
  1. フォルダの中でターミナル(PowerShell)を開き、下のコマンドを1行ずつ実行します。このフォルダの中だけに必要な部品を入れるので、パソコン全体には影響しません。
PowerShellで実行するコマンド(Windows)
python -m venv .venv
.\.venv\Scripts\Activate.ps1
pip install -r requirements.txt
python generate_tokens.py
  1. 最後のコマンドでブラウザにOuraの許可画面が開くので、「許可」します。.env にトークンが自動で書き込まれ、試しにデータが取れるか確かめてくれます。

ステップC:CodexにMCPをつなぐ

  1. ChatGPTデスクトップアプリの Settings → MCP servers → Add server から追加します。設定ファイルに直接書く場合は、C:\Users\(ユーザー名)\.codex\config.toml に下の内容を足します。
config.toml に足す内容(パスはご自分の場所に)
[mcp_servers.oura]
command = "C:\\oura-mcp-server\\.venv\\Scripts\\python.exe"
args = ["C:\\oura-mcp-server\\main.py"]
cwd = "C:\\oura-mcp-server"

※ Client Secret やトークンは config.toml に書かず、.env だけに置きます。この設定例は公式の書き方に合わせて作ったもので、つながらないときは下のプロンプト3でCodexに原因を聞いてください。

プロンプト3:つながったか確かめる
oura という名前のMCPサーバーがつながっているか確認してください。
つながっていたら、昨夜の睡眠データとReadinessスコアを取得して、わかりやすく見せてください。
つながっていなければ、原因と直し方を、パソコンに詳しくない人にもわかる言葉で教えてください。
Client Secret やトークンの値は、画面に表示しないでください。

ステップD:毎朝の自動レポートを設定する

  1. アプリのサイドバーの Scheduled を開きます。
  2. スケジュールを「毎日」、時刻を朝(例:7:00)にします。
  3. 作業するフォルダに oura-data を選び、下のプロンプト4を貼ります。
  4. いきなり任せず、まずは普通のチャットでプロンプト4を試して、結果を確かめてから設定してください。
プロンプト4:毎朝の体調レポート
oura のMCPサーバーから、昨夜の睡眠と今朝のReadinessのデータを取得して、今朝の体調レポートを作ってください。

・睡眠スコア、Readinessスコア、安静時心拍、HRVを、過去7日の平均と比べて「上がった/下がった/変わらない」で示してください。
・今日のおすすめの過ごし方を1行で書いてください(例:「今日は軽めの運動にとどめる」)。
・全体を5行以内にまとめてください。
・医療的な診断はしないでください。
・データが取れなかったときは、レポートを作らずに「取得できませんでした」とだけ書いてください。
自動レポートの注意:決まった時刻にパソコンの電源が入っていて、ChatGPTデスクトップアプリが起動している必要があります。また、Codexの権限の設定でネットワークが止められていると、Ouraからデータを取れないことがあります。

困ったときは

こんなとき見直すところ
書き出しのメールが来ない最大10日ほどかかります。迷惑メールのフォルダも確認してください
Codexがファイルを読めないCodexで開いたフォルダに、展開したファイルが入っているか確認してください
認証で止まる(上級編)Redirect URIが http://localhost:8080/callback と完全に同じか確認してください
APIでデータが取れない(上級編)Ouraアプリでメンバーシップが「有効」になっているか確認してください
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